西浦田楽と折口 信夫とのかかわりはとても深い

ちなみに・・・
『折口 信夫(おりくち しのぶ)は、
柳田國男の高弟として民俗学の基礎を築いた。
芸能史、国文学を主な研究分野とするその研究は「折口学」といわれる。
釈迢空(しゃく ちょうくう)と号して詩歌もよくした。・・・前述の通り・・・
彼が、
柳田の勧めで中部山岳地帯を踏破し、山村の民俗を採集する
その際にこの地で西浦田楽と出会い興味を持ち、
日本中に発信・・・
ここまで、田楽が有名になった立役者のひとりである
彼は、たびたびこの地を訪れ、
小塩元町長はじめ地元の人たちとも親睦を深めていた。
彼が何故?ここまで関心を寄せたのか・・・
折口信夫の最大の功績は「日本人の神観念」に
「マレビト」の概念を持ち込んだ事である。
「マレビト」とは、「稀に来る人」のことで、わかりやすく言うと神・・・
「時を定めて外界から訪れ、予祝などを行う存在である。」
日本における霊魂信仰・・・
能衆の家には、神々が宿る・・・
伝統西浦田楽にその姿を見出したのだろう。