新年のあいさつに、お世話になっている農家を回っていると
ある家で、老夫婦が栃の実の皮を剥く作業をちょうどしていました
小正月につく、栃もちの支度のようでした

ここ北遠の田舎では、古くから一般の家でも栃もちづくりをしていたのですが
最近では、栃の実から手がけるのは、お年寄りのいる家くらいになりました
理由は、とにかく栃もちづくりは手間暇が掛かる・・・
栃の実は、本来そのままで食べるものではなく
あく抜きをした後に、餅と一緒について栃もちにして食べます
ところが、栃の実をあくを抜いて使える状態にするまでには
半月以上の時間を要し、十数工程もの作業を必要とする大変手間がかかるものです
そしてその作業は、生の栃の実の乾燥具合や
工程中に使う、水の温度、煮るときに沸騰させる時間など
細かいことのひとつひとつがすべて仕上がりに影響するために気が抜けません

特に栃の実のあく抜き方法は
お年寄りから若い人へ、代々受け継がれている郷土に根付いた作業であり
田舎食文化の味や技術の伝統は、こうして守られてきたのですね
ただ、過疎高齢化のすすむ農山村で、それもいつまで引き継がれるのか?
この時代、一抹の不安もあるのですが、、、
こんばんわ。
栃の実の採集からお餅に搗くまでのお話、しっかり読ませて頂きました。
縄文の昔から、自然の恵みを自身の食に取り入れるため、色々な工夫が続けられてきたという、昔 日本史の本で読んだことを思い出しました。
クライネマン さん おはようございます
もう小正月になりますが、うちのような田舎では、年の暮れと同じように餅をついたり、新木(にゅうぎ)などの祀りものもあげたりしてきました
特に、町中心部から離れた周辺集落では今でも珍しい慣習が残っています
ただ、年々そのような行事も薄れてはきました
伝統文化には何らかの存在理由があり、時には貴重なお宝だったりするときがありますが、、、
古くより人々の手により受け継がれ、何気なく行なわれたきた田舎の時々の儀式や食の文化には、大事なものが残されていますよね!
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