『恋するトマト』 のDVDを友人が送ってくれました・・・
日本の農業に挫折、希望を失い、結婚詐欺にも会い
傷つき、すべてを失い、未来をなくした農家の中年の男性
海を渡りフィリピンの大自然の中、トマトを作りながら
現地の農家で働く女性と会い、自らを再生・愛を育んでいく物語

・・・うだつのあがらぬ、40歳代のトマトを作る農家の中年男・・・
エッ!まるで誰かさん(現実の今の自分にオーバーラップ)ではないですか!
『農業(のうぎよう)』・・・この言葉を聞いて
たいていの人は素敵だね、大事だよねと言ってくれます。
今はあらゆる分野で農業が注目され、最近は私みたいな所にも取材まで来てくれます
でも、本音・・・どうして農業がこの国からどんどん衰退していくのですか?
素敵で自然の中での貴い仕事なら、なぜみんなやらないのですか?
(決して、愚痴を言っているのではありません)
現実・・・今の農業にはさまざまな課題が多すぎて生業(なりわい)にはなりません
やりたくても、できないのです。
そんな今の自分の仕事のことを思いながら、見ていると涙が出てきます
気づいてください・・・
『大切なものは土と水と太陽。そして、あなた。
丹精したぶん、よく育つ。愛した分だけ、大きく実る。』
生きていく為には農業はかかせない職業ですよね。
今、野菜嫌いの子供が多いと聞きます。
農業だけで生計を立てていくには厳しい現実が立ちはだかるでしょうね。
私達も自然農法で野菜作りに挑戦していますが、野菜も人間と同じで土に肥料を沢山入れると野菜は葉も実も大きく育ちますが、根が頑張らないので出来上がった野菜の鮮度が早く衰退します。
我が家では畑に米ぬかで作ったボカシだけ、必要に応じて永田農法の液肥を薄めてやるだけです。
すると、根がしっかり張るまでは成長がすこぶる遅いですが、根をしっかり張るとびっくりする位成長してきます。
でも、生業ではこんな悠長な事しておれないですよね。
小さい子供は本能的に五感が豊かです。
その時期に、孫には美味しい野菜を食べさせて野菜大好き人間にしたいと田舎暮らしを選択した理由の一つです。
美味しさを追求した、農業には苦労も多々あると思いますが、水窪の眠っている無農薬の素材も活用されて、頑張って下さい。
関西には今の所、月に2回は行っていますので、良いものが出来ましたらボランティアで営業してきますよ。
交通費、宿泊費要りませんから帰りを1日伸ばせはいいですからね。
misaku_55さん こんばんわ
いろいろとご心配までしていただき有難うございます。
今の農業人にとっては、自分たちの想いと現実のギャップに戸惑うことが多い時代かなと思います。
特に中山間地で農業を営む者にとっては、厳しいときであることは間違いありません。
ただ、ものづくりをする人たちの原点は、misaku_55さんの想いと同じで『美味しい農産物を食べてもらいたい』・・・です。
難しい時代ですが、決しておごらず、あきらめず、しっかりと地に足をつけた仕事をしたいと思っています。
これからもできることを一歩づつ、こなしていくつもりです。
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