浜名湖で野外研修中の中学生が、ボートの転覆事故で亡くなりました
あまりに痛ましい出来事でした
今回、事故のあった三ヶ日青年の家は、今年4月から指定管理制度が導入され
「小学館集英社プロダクション」という東京の会社が管理をしていました
県の施設ではあるが、その運営管理は民間でされていました

指定管理制度?あまり一般の方には、聞いたことの無い制度ですが・・・
これまで行政が管理・運営をしていた公の施設を
民間企業やNPO法人などの団体に代行させるものです
実は、みさくぼオートキャンプ場”マロニエの里“も同様の施設で
浜松市から指定管理を受け運営をしています
ですから、とても人事とは思えませんでした
このキャンプ場も夏には多くの子どもさんが、川遊びを楽しんでいます
しかし、自然の中ではいつも危険と背中合わせであることも事実
どれだけの注意や気配りをしても、これで大丈夫ということはありません
さいわい、創業以来この施設では大きな事故などは起きていないのですが
そのリスクは常に身の回りにあるのです
もちろん、今回も充分な配慮のもとでの活動決定ではあったのでしょうが
このような事故が起こってしまった以上
施設管理者や運営責任者の追及はまぬがられません
一般的に、この指定管理制度の意義は
施設運営面でのサービス向上による利用者の利便性の向上や
管理や運営経費の削減による、施設を所有する行政(自治体)の負担の軽減があります
しかし、一方で制度導入の真の狙いが運営費用と職員数の削減にあることから
行政改革の面だけが過剰に着目され、医療・教育・文化など
本来なら行政が直接その公的責任を負わなければならない施設までもが
制度の対象となっていることに問題あるとも言われています
いま一度、自分自身も気を引き締めなおして
施設の運営にあたらなければならないことを痛感しました
亡くなられたご本人、またご両親や関係の方々に
心よりご冥福、お悔やみを申し上げます