先日のメッセでお会いした、ある知り合いの社長が、別の企業役員さんに
「こちらは、山のベンチャーさんでしてね」と自分を紹介されました
思わず、先方もこちらも「エッ?」となったのですが、、、
早い話、「浜松の山の中で、なにやら変わったことをやっている奴・・・」
という事で、その方達には、納得していただきました

企業家、いや起業家といったほうが正確かもしれませんが
その経営者には、必ず理念というか(簡単にいうと)夢があります
その実現のために、身を起こし会社を立ち上げ、社会経済活動をするわけです
もちろん競争社会であり資本主義経済ですから、利益の追求は当然なのですが
少なくとも経営者は皆、創業のベンチャー精神を自分の支えとしています
先日の小型電気自動車の開発に取り組んでいる会社の友人もそうであり
今すぐに成果や結果がでないことも承知の上で可能性を追い続け
10年後20年後の車産業の未来に夢を持っています
いまでも外国のサファリラリーレースに出場し、若き日の想いを持ち続ける
トランポ専門会社をやっている知人も然りです
数億もするライブハウスのビル建設に取り組み
いまから浜松発のミュージシャン育成に夢をかける社長
また今、松下政経塾をでて理想の教育をめざしている知人もいます
前述の知り合いの社長も(浜松では有名な工業ベンチャーの先駆けの方ですが)
会えば、いまだに宇宙開発の夢や理想の日本の経済や政治を語ってくれます
ありがたいことに、、、
そんな友人や知人に恵まれていることには感謝していますが・・・
とかく今の時代、企業の夢や理想、そして理念がどこかにおいやられ
お金を儲けて大きな会社になる事、リストラして経済効率を上げることが
企業の価値だと誤解されるようになりました
しかし、地域社会に貢献し、人の育成と雇用を守り、夢や理想を語ることこそ
経営者や会社にとって、社会的に価値あることであり
ベンチャーの基本精神だと思うのです