山間地の地域医療は、更に幾つもの難題をかかえている
では、地域医療の自治体の対応や実情はどうなのだろうか?、、、と
医学に関わる同級生は、専門職の立場から「先日の番組」をこう見ていた
山間地医療に取り組む中村医師の行為は、尊敬されるものであるし
日本の過疎地医療のある意味、理想の姿である事は間違い無い、、、

では、何故この国のあらゆる過疎地域で、それが行なわれていないのか?
もちろん、過疎地に勤務する医師の絶対的不足が主要因だが
もう一点は、自治体のサポート体制・・・特に財源の問題だと言う
医療の現場は、近代設備・器具、十分なスタッフの確保と莫大のお金がかかる
特に高齢者をかかえる過疎地域においては、行政の負担はなおさらである
しかし通常では、今の自治体の財源ではとうてい賄いきれない現実がある
地方現場の予算は、どこも厳しく、手厚い医療体制をとる事は難しい
その点、この名田庄村では、医療分野に相当の財源負担をされているのだろうと
はたして、費用対効果が絶対視される合併後の大きな自治体にできるのか

小さな村だから、逆に出来ること、、、
他の事業予算を削ってでも、福祉や医療にお金をかける決意、、、
ある意味、それは地域住民の究極の選択なのかもしれない
公共事業は抑制され、建設業をはじめ地元の商工経済は我慢を強いられる?
若者はじめ民間の雇用への取り組みは、後になるかもしれない?
そして働き手の税負担は、覚悟しなければならない?
限りあるお金(財源)の中での現実と理想、、、
生活の何を犠牲にし、何を重要視し、お金をかけるのか
・・・理想の過疎地医療を目指すには、
住民の厳しい生活の選択が、この先待ち受けているのではないかと思う
水窪さん こんばんわ。
中村医師を取り上げた NHKのTV番組、小生も見ました。
この若いドクターが、挫折せず頑張ってくれることを祈った次第です。
現在大きな町に住み、おかげさまで いわゆる「地域医療」の問題に悩む必要はない環境にいます。
先日 半年に一回の前立腺ガン定期チェックのため、さる大病院の泌尿器科へでかけました。
高齢者30人以上が、1.5時間待たされていました。
これは毎回見る光景です。80歳以上の老婦人が、近くの人に助けられながら、車椅子に乗った夫をやっとの思いで押している姿も見ました。
脳卒中の後遺症で植物人間になった母を、家内が1年間愚痴一つこぼさず
面倒をみてくれました。
なんとか他人にあまり面倒をかけないで、寿命をまっとうしたいと思います。
クライネマンさん おはようございます
過疎地医療はもとより、都会の医療でも様々な課題を日本はかかえています
高齢化社会のなかで、高度な医療サービスを受けるには、住民側もそれなりの代償?を覚悟しないといけない時代になりましたね
どんな、医療を望むのかは、国民の選択です
北欧のような充実した福祉、キューバのような医療体制や教育環境を見ると確かに羨ましく日本人は思うのですが、一方で重い税負担や経済の貧しさは覚悟しなくてはなりません
あれもこれもしてほしいでは、ただのわがままになってしまいます
誰かの言葉ではありませんが、医療の再生には国や自治体の取り組みはもちろんのこと、住民の責任もあるのだと思います
ただ、そんなことを偉そうに言う自分自身も、父を特養ホームにあずかってもらって3年になります(いろんな矛盾を、今も抱えながらですが、、、)
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