隣町にある当茶園と製茶工場のある集落で、ある問題が持ち上がっています
これまでお茶造りを担ってきた世代が病気のため亡くなったり
高齢を理由に引退したりというケースが増えてきました
跡を継ぐ次世代の大半は兼業農家で、まだ夫婦とも勤めをしていたりして
単独の家での農作業は継続できない状況になりつつあります

お茶の整枝(ならし)や摘み採りは、2人での機械作業が基本となりますが
父親と息子、夫婦間でといった家族作業が難しくなってきました
もちろん、お茶のシーズンに入っても、平日は勤めがあるので
製茶の製造も個人単位でまかなうことに、かなり辛いものがあります
仕事を終えての深夜のお茶造りや週末に集中しての過酷な労働
そこで話が持ち上がっているのが、お互いの家が協力して農作業を進めようとするもの
いわゆる集落営農という形態です
、、、と言っても、茶園や工場もいきなり共同と言うわけにはいきませんが
管理作業からでも、集落で共同する体制は今後とらざるをえないと考えられます
私自身、これまでも何度か提案をしてきたのですが
職人気質の強かった世代が元気な頃は、やはり理解されることはありませんでしたが
取り巻く環境の変化に対応していくためには検討すべき課題です