東日本の大震災から一年
各地で追悼式やイベントが催されています
改めて被災された東北地方の方々を始め、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます

被災地はもちろん、あらゆるところで震災の爪痕は今もなお残り、復興の途上にあります
私達、静岡の茶生産者や関係者にとっても厳しい歳月でした
原発事故により、茶葉から放射能が検出されたのは、ちょうど5月の新茶シーズン
県内の茶農家が、一年の収入の大半を得るべき時でした
突然の出来事に業界はパニックに陥り、茶市場の取引も停止
取引先からは、注文キャセルの知らせが相次ぎ
売れるあてのない茶葉は、なす術も無くすべて刈り落とされました
あれから一年
この震災の影響で廃業を余儀なくされた生産者や問屋関係者も数多くいます
そして今尚、市場の不安は消え去ってはいません
本当に以前のように、お客様の信頼を取り戻せられるのか
終わりの無い戦いは、まだ始まったばかりなのかもしれません