ここ北遠地方では、過疎化により人口の流出の歯止めがかからず
空き家やそれにともなう田畑の耕作放棄地の問題が深刻となってきました
人が住まなくなった家屋は驚くほどの早さで荒れ果てていきます
防犯・防災上も、街並みの景観上も、空き家が点在する状況は放置できません
この地を離れ空き家にされた人、あるいは病気等でどうしても自宅に戻れない人
または遠方に住んでいるが、いつかは田舎に戻ってきたい人など
様々な理由でどうしても空き家にしているケースが増加する一方です

キャンプ場の仕事をしていて、以前ある家主さんから
空き家を期間レンタルハウスとして使えないか、、、という話をいただきました
そんなことがきっかけで、最近は空き家についての相談を受けることも多くなりました
当地のような山間の田舎では、専門の不動産業者さんはなく
空き家の仲介や管理の相談窓口もありません
まして、所有している田畑、山林の管理や貸借・売買の斡旋もままならない
行政も取り組んでくれてはいますが、民間事業への直接関与は難しい、、、
出来れば地域のNPOなどが主体となって、行政側と連携、協働の形態で解決できないか?
先日の田舎暮らしの定住者受入れ組織の時に、この件についても論議させてもらいました
根本的な発想としては、田舎における空き家管理が適正に施されることで
田舎暮らしを望む人達とのマッチングも出来、山間地域に定住希望者を呼び戻すことも可能です
出来れば、そんな地域の課題をソーシャルビジネスとして転換できればと考えています