震災や福島原発での被害にあい、農業が出来ないでいる皆さんを思うと
同業の身として、心が痛みます
農家の仕事は、農作物を作って何ぼのもの
自然を相手の農業はいつも天災とは背中合わせ
だから、農家にとっては、そんな覚悟は常に持っているつもり・・・
そしてその多くの様々な出来事が、歴史の中で常に繰り返されてきた

でも、今回の原発の事故による被害って本当に天災なの?
どう考えたって、、、人災だよね
自分達がやっと精魂こめて作った野菜を、自ら踏みつけ処分し廃棄する、、、
「あそこの野菜は、危なくて食えないぞ!」とののしられる
辛くて、悔しくて、苦しくて、頭にきて、、、もうどうしていいのかわからない
そんな気持ち、きっと農家じゃなきゃわかんないだろうなって思う
キャベツ農家のある方が、自ら命を断たれた
こんな不幸なことがあっては絶対にならない
福島原発の近くで有機農業を営む農家の人達がいるという
ここの大地が、水が、空気が・・・かけがえの無い自然の恵を与えてくれるから
そんな想いや日々の積み重ねは、無残にも打ち砕かれようとしている
どこにも、誰にも言葉にして言えないけど
「ふざけるなよ!」ときっと心の底から叫びたいんだと思う
農家が失ったものは、あまりにも大きすぎる
ものづくりが出来ない農家に一体どんな道が残されるのか?