夏の茶園管理に追われる茶農家ですが
この日の夜、地元○○製茶共同組合の皆さんと会合を持ちました
議題は、「来季の荒茶出荷と資材の共同仕入れについて」

市場での茶価の低迷は、農家のモチベーション低下と経費の負担増になって
トータル的に地域茶農家の減少に拍車をかけている状況
今後、少しでも有利販売の道を探し、コストカットもしていかなければなりません
従来どおりの生産、販売システムの限界がきているのです
合併により肥大化した巨大農協は、経営体の利益追求に走るあまり
本来の農協の存在意義を見失いつつあります
組合員の顔が見えた身近な農協であれば、小回りのきいた事業も
ことごとく不採算の一言で切り捨てられる今
勤める職員でさえ、そのあり方に疑問を持つ者も少なくありません
しかし、大きな組織の中では所詮は従うしかないのです
農家も職員も疑う化物組織は、それ自体が誰の忠告も聞かずに暴走しはじめました
(・・・と私は、感じています)
そんな時だからこそ、設立当時の志(こころざし)を持った農家のための「小さな農協」
それが、出来ないものかと考えています
農家自らが生産から販売、資材の調達までまかなっていく形態はできないのか
とんでもない相手に戦いを挑むようなものですが
小さな農家が生き残るには、同志を集めて戦うしかないのかもしれません