仕入れた二番茶の仕上げ作業をしています
この日は、珍しい在来(ざいらい)が入荷しました

在来(ざいらい)とは、お茶の品種のことで
やぶきたなどの育成品種(静岡では大半がこの品種です)とは別の
その地域に昔から生育し、交配をしてきた種をいいます
生葉の形や色、香りも様々で、とても旨みや個性のあるお茶なのですが
市場での価値が低かったり、栽培や収穫に手間がかかるため
その栽培面積は減少し続け、量も限られており
今では、ほとんど一般に出回る事はありません
ただ、いまだにお客様の中にはこの在来種のお茶を注文される方がいます
不思議なのは、この在来(ざいらい)種の茶葉はやぶきたなど品種に比べ
夏が過ぎ、秋から冬になると熟成が増し
なんともいえない高い香気と独特の味わいがあるお茶になり
やぶきたには無い、昔ながらの「山のお茶」ができるのです
優等生のやぶきたとやんちゃ坊主の在来?かな。。。