南信州では、また変わった食材があります
蚕(かいこ)の蛹(さなぎ)の佃煮です
信州人の母は昔から、ひび?と呼んでいますが、、、
南信では蚕のさなぎは、醤油と砂糖で煮付けて
佃煮にして食べるのが一般的な食べ方で
保存食として重宝されていました

蚕のさなぎは、「さなぎ3個で卵1個の栄養」と言われるほどの栄養があります
栄養の欠乏が最大の問題でもあった昔の日本において
蚕のさなぎは大きな役割を担っていたそうです
蚕のさなぎを食べる習慣は、日本だけでなく中国や韓国にも存在しています
一説には、アフリカにも現地に生息する野生の蚕を食べる風習があるといわれており
蚕を食料とする風習は珍しいものではないと考えられています
日本では肉食が禁じられていた時期があり
山間部に住んでいても、イノシシなどを捕獲して
毎日のように食べることは出来なかったのです
・・・なので、養蚕を行っている農家にとって
絶好のタンパク源としても蚕は親しまれていたのです
初めての方は、かなり勇気が?いるかも知れませんが、、、
是非、一度お試しあれ!