★大根干し★

   農家では、冬をむかえるこの時期に、この光景を良く見かけます

   昔からある山村での、風物詩ですね

   沢庵漬けや切干大根にするため、晴れた日に大根を天日でよく乾します


   大根の乾し方は、4~5本づつ葉先をワラや縄で一束にくくり

   横に渡した棒にまたがせて乾します

   日光には当たっても当たらなくてもよいのですが

   寒風で乾燥させる、これが何より大切です

   順調に乾し上がってゆくと、辛味が去って、反対に甘味が保たれ

   弾力のある気持ちのよい仕上がりとなります

★大根干し★

   美味しい沢庵を漬けるには、まず大根を上手に乾しておくことですね~

   乾しかげんも、保存期間に合わせなくてはいけないそうです


   長く貯蔵する漬物ものほど、充分な乾しかげんの大根を使います

    一月~三月までの期間で食べるものは

   半曲がりに曲げて折れないていどの生乾(なまぼし)大根

   四月~六月までの期間に食べるものは

   輪にして折れないていどの中乾(なかぼし)大根にし
  
   それ以降は、大根を1つに結んで折れないていどの上乾(じょうぼし)大根に。。。

   昔の人(おばあちゃん達)の知恵はすごいです

   大根の干し方ひとつとっても実に奥が深かったんですね
 


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この記事へのコメント
本当に「大根干し」も奥が深いのですね!
「おばあちゃん達」の先人の知恵には敵いませんね。

山村でのこうした風物詩を、
撮影したいと常々思っているのですが、
実際は、
その生活の場へ踏み込む勇気が無くて、
いつも思い留まってしまいます。

こうしたチャンスがあったら、
是非お知らせ願えればと思います。
Posted by hagihagi at 2009年11月28日 20:03
hagiさん こんばんわ

ばあちゃん達の知恵、恐るべしです(笑)
何でも良く知っています、生活の知恵ですよね

>山村でのこうした風物詩ですが、、、
田舎でも最近のじいちゃん、ばあちゃんはけっこうさばけてますので
写真ぐらいでしたら、たいていOKですよ!

ブログとかネットのことも知っていますので
思い切って話しかければ、うちとけて面白い話やお茶ぐらい出るとおもます
Posted by 水窪 at 2009年11月28日 20:30
こうした「生活感」が撮れないと、
写真は単なる「絵葉書」になってしまうのですね。
生きている実感を、
両者共に分かち合える写真が撮れたらなぁと思っています。

個人情報とか肖像権とか、
かつての昔には何の問題も無かったことが、
今は問題視される現状が悲しくあります。
撮影行為の継続に、
萎縮していまう時もあったりします。

ところで・・・
この「大根干し」は、私にっての懐かしい思い出です。

中学3年生の冬休みに同級生3人と、
地元の三方原農園で、
大根干しのアルバイトをしたことがあったからです。

トラックへ積み込んだり干し棚に上げたり、
二度とやるまいと思うほどの大変な作業でした。
農家の方々はそれを毎日、毎年行っている訳で、
その苦労が身に染みて感じました。
忘れ難い良い体験をさせてもらいました。
Posted by hagihagi at 2009年11月30日 02:10
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