農家では、冬をむかえるこの時期に、この光景を良く見かけます
昔からある山村での、風物詩ですね
沢庵漬けや切干大根にするため、晴れた日に大根を天日でよく乾します
大根の乾し方は、4~5本づつ葉先をワラや縄で一束にくくり
横に渡した棒にまたがせて乾します
日光には当たっても当たらなくてもよいのですが
寒風で乾燥させる、これが何より大切です
順調に乾し上がってゆくと、辛味が去って、反対に甘味が保たれ
弾力のある気持ちのよい仕上がりとなります

美味しい沢庵を漬けるには、まず大根を上手に乾しておくことですね~
乾しかげんも、保存期間に合わせなくてはいけないそうです
長く貯蔵する漬物ものほど、充分な乾しかげんの大根を使います
一月~三月までの期間で食べるものは
半曲がりに曲げて折れないていどの生乾(なまぼし)大根
四月~六月までの期間に食べるものは
輪にして折れないていどの中乾(なかぼし)大根にし
それ以降は、大根を1つに結んで折れないていどの上乾(じょうぼし)大根に。。。
昔の人(おばあちゃん達)の知恵はすごいです
大根の干し方ひとつとっても実に奥が深かったんですね
本当に「大根干し」も奥が深いのですね!
「おばあちゃん達」の先人の知恵には敵いませんね。
山村でのこうした風物詩を、
撮影したいと常々思っているのですが、
実際は、
その生活の場へ踏み込む勇気が無くて、
いつも思い留まってしまいます。
こうしたチャンスがあったら、
是非お知らせ願えればと思います。
hagiさん こんばんわ
ばあちゃん達の知恵、恐るべしです(笑)
何でも良く知っています、生活の知恵ですよね
>山村でのこうした風物詩ですが、、、
田舎でも最近のじいちゃん、ばあちゃんはけっこうさばけてますので
写真ぐらいでしたら、たいていOKですよ!
ブログとかネットのことも知っていますので
思い切って話しかければ、うちとけて面白い話やお茶ぐらい出るとおもます
こうした「生活感」が撮れないと、
写真は単なる「絵葉書」になってしまうのですね。
生きている実感を、
両者共に分かち合える写真が撮れたらなぁと思っています。
個人情報とか肖像権とか、
かつての昔には何の問題も無かったことが、
今は問題視される現状が悲しくあります。
撮影行為の継続に、
萎縮していまう時もあったりします。
ところで・・・
この「大根干し」は、私にっての懐かしい思い出です。
中学3年生の冬休みに同級生3人と、
地元の三方原農園で、
大根干しのアルバイトをしたことがあったからです。
トラックへ積み込んだり干し棚に上げたり、
二度とやるまいと思うほどの大変な作業でした。
農家の方々はそれを毎日、毎年行っている訳で、
その苦労が身に染みて感じました。
忘れ難い良い体験をさせてもらいました。
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