先日TVを見ていると、こんな特集を放送していました
“耕作放棄地を緑の畑に、農業に挑戦する27歳”
幼い頃のものづくりの夢のため、放棄され続ける畑に憂いを覚え
知人たちと農業法人を立ち上げた
現在は、耕作を放棄された土地を借り上げて体験農園として貸し出している
ここ数年で6ヘクタールほどになっているという・・・

そこには、熱い想いの一方で農業参入の壁に苦悩する若者の姿があった
確かに農業という仕事、、、一年や二年でできるほど甘くは無い
そして地域には、様々な慣習と規制が立ちはだかる
TVにあった農業委員会も一例である
地方の農業委員会の多くは、地元の古くからの有力者達が中心となる
ある一面、部外者(よそ者)は受け付けないという意識が強い
それは、先祖からの土地を守り続けてきた自負、プライドでもあるのだが、、、
以前、私が町で唯一最初の農業法人を立ち上げた際
地元の農業委員会で、新たな山間地農業の提案をしたことがある
農地の集積、生産と経営の分離、マーケティング手法の導入・・・
当時、誰一人として聞き入れてくれる者はいなかった
「百姓(農業)を理屈(会社)でやるなんて馬鹿はいないぞ」、とも言われ
情けなくて、「だから、ダメなんだよと・・・」心の中でつぶやいたこともあった
きっと、今彼らも同じ想いを経験していることだろう
まだまだ、彼らは幾多の挫折を経験していかねばならないに違いない
成功への道のりは険しいが、あきらめず若者達の夢がかなうことを期待する
こんにちは
うちの父親が水窪の家を買ったので
たまーに水窪へ行きます
農業参入って意外と難しいです
自分は二十一年間農業をやっていますが
家は農家ではないので
農地の貸借などで…けっこう面倒な事も多いんだなーと実感しました
しげちゃん農園 さん こんばんわ
そーですか、じゃあ水窪の様子も少しはご存知ですね
最近、巷では農林業への転身などが話題になっていますが
現実に、それで生計を立てるのは、なかなか難しいですよね
それに事業として取り組もうとすれば、様々な規制や課題に直面します
うちも会社の設立時、「農業生産法人」での申請も考えましたが
農家条件などの規定や条件が厳しすぎて断念、結局有限を選択しました
そのため、国や県の助成申請からはことごとく外されますし
農地取得や貸借、金融機関からの借り入れは全て個人補償や責任となります
同じ仕事をしても、これでは参入する人もいなくなりますよね
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