限界集落化は山の問題だけではなく、
深刻な問題は都市につながっていく
人が住まなくなることで放棄林地が増え、
手入れされない山や田は保水力がなくなり、
下流都市に渇水や水害・災害をもたらす・・・
そして
自然環境が荒廃 する
『山の民は、生まれながらにして、下流の人々の暮らしに思いを馳せながら、
山の管理をしたり、土手の草刈りをしたり、不必要に水を汚さない工夫を凝らしたり、
水辺の広葉樹の持つ意味を、遺伝子の記憶の中に刻み込んで生きてきた』


(荒廃する地元の山林) (放置された茶園)
京都議定書で、二酸化炭素など温室効果ガスの6%削減を義務づけられた。
うち3.9%を森林で吸収する計算だが、整備が十分な場合の数字だ。
全国の人工林の約8割は未だに未整備のままである
水窪に住んで林業一筋70年余、老人は・・・
『年金で細々暮らす老人にその負担金が出せるか。
山はお前らが守れ!と言われてもそんなこと、できるわけない』
地方を切り捨てたら、だれが地球環境を守れるのか。
都会の人にも考えてほしい