昨日の話にも少し関わるかもしれませんが
先日、隣町の知り合いの先輩茶農家Hさんが家を訪れました
この方には自分がJAの茶業部長時代に、副部長としていろいろとお世話になり
まだ40代で部会の大半が年長者ばかりで戸惑っていたおり、公私にわたりサポートをいただいた

話しの内容は、自らの茶園を引き継いでもらえないか?の相談でした
体調の不良もあり、3年後を目途に茶業をやめ都市のほうに引っ越す予定らしい
生真面目で実直な性格、お茶造りにかける想いは人一倍強い
半世紀も営んだ茶業への愛着や、今も販売を続ける長年の顧客のことも気になる・・・
ただ、山間地域で疎化とともに茶業が低迷を続ける中、後継者を望むことは難しく
耕作を放棄される茶園は、年々増加の一途で
新たな担い手を探すことは現状として不可能に近いのが本音
茶価の下落、工場への多額の設備投資、人材の手当て、販売先の確保
自分自身も、この先今以上の規模拡大には慎重にならざるをえない
決算のため、税理士が来ていましたが
中小零細企業の後継者問題は、いずこも同じらしい・・・です