衆議員選挙も終わり、また新たな政権が舵を取るようになりましたね
そして、東日本の震災、原発事故収束の宣言から一年が経ちました
昨年は、お茶の業界も放射能による風評被害に見舞われ
生産者や問屋にいたるまでこれまでに無い厳しい状況に追いやられました
今、ちょうどお歳暮から賀正挨拶のギフト品・土産品がピークです
一時の最悪期からは脱したようですが、不安な想いはそれぞれが持ったままです

近くの浜岡原発の問題では、それぞれの立場で意見が分かれているようですが
近隣の生産者にとっては、今後の心配はぬぐいきれないのだと痛感しています
一度汚染された土地で農業が成り立たないことは、すでに周知の通りであり
仮に物(農産物)が出来たとしても、商品にはならず生計はたちません
まして、信頼を回復しブランドを再構築することなど現実には不可能なのでしょう
それ以前に、生産者が自らの農産物に絶対の安心を担保できずして
消費者の皆さんに販売することは農家の心情として、けっしてできないのだろうと思います
地元では雇用や地域経済といった切実な問題もあるのでしょう
どちらにしても、これから難しく辛い選択をしなければならないのですね