先日の新聞記事から、『天竜区内にある公共の施設の運営が見直し・廃止に!』
区役所には問い合わせの電話が何本もあったようです
ある席でこんな話題が取り上げられました
合併からの街の移り変わりについて、、、
浜松市は、2005年7月1日に周辺11市町村を編入合併
2007年4月1日に非道府県庁所在地では4番目の政令指定都市となりました
あれから6年の歳月を経て、ここ水窪の町も大きく変わりました

合併当時にその是非、あるべき街の将来を語った地元人々の姿が
今では遠い過去のように思い出される日々であり、人々は無口(あきらめ)になりました
良くも悪くも、この話題は多くの住民の関心を集めていましたが
最近では、このことについて、ほとんどふれられることもありません
合併改革の合理化の名の下、地域のリストラが次々と進められ
結果として、急激な変革に天竜以北の旧町村はついて行く事が出来ませんでした
役所人員の整理、施設再編や見直し、予算の削減等々は過疎化に更に拍車をかけました
地域の公共組織図も大きく変化、学校の統合も進み、来年には地域協議会もなくなり
地域のコミュニティは少しづつ確実に崩壊しているのが現実です
新生浜松はクラスター型の街作りという合併契約は、その後大きく見直しとなりましたが
その説明責任は未だに充分果たされたとはいません
別の新聞紙面に、浜松市の財政改革が著名なコンクールで全国表彰されたとありました
この協会はこの浜松市の全庁的な5年間の取り組みを評価したそうです
市は、「励みにし、資産の最適化という目標に向かって今後も進みたい」と・・・
しかし一市民(北遠の)として、手放しでこの件を喜び歓迎することはできません
改革には大きな痛みやリスクをともなうことは、いまや住民の誰もが知るところです
ただ、そこには生活者への思いやりやいたわり、相互理解という理念が必須となります
遠く離れたこの地に、市のリーダーや関係職員が訪れることは今やまずありません
見たことのない町や施設の予算が机上で判断され、時として数字を盾に無駄とされます
議論や対話の場もなく、明らかに関係住民とのコミュニケーション不足は否めません
リストラとは単に切り捨てることではなく、再構築し次へのステップとすること
協議の内容を当事者や関係者さえも知らない間に本庁から発表され
あたかも既成事実が出来たかのように話が進んでいくことを危惧します
、、、私のはなはだ勝手な思いではありますが
本当の意味で表彰に値する市民のための行政運営がされることを切に願います