(先日の防災訓練で思うこと) 過疎化による若者の減少により
地域における消防団員の数が激減し、その存続が危ぶまれる中
水窪では数年前より、OBによる機能別消防団が結成されています

現在、私の住む地区(102世帯)の現役消防団員はわずかに4名ほど
その中には町外に仕事を持つ者もおり、非常時の対応は出来ません
すでに現役を終え退団した人達の参加が無い限り、消防活動の継続は望めないのです
数年前に高機能のポンプ自動車がこの地区に配備されました
もちろん従来の可搬式ポンプ自動車もあります
しかし、人員の確保がされなければ、何ら意味がありません
常設消防が完備されている都市部と違い
山間地域ではやっと市消防が配備されたとはいえ、その体制不足は否めず
今でも救急や緊急搬送が主な仕事であり
火事や災害時の対応は、その多くが、いまだに地域の消防団に委ねられています
広大な面積を持つ北遠では、過疎地における広域消防のあり方が問われますが
常に無理難題とのジレンマに悩んでいます
この先、当然OBによる機能別消防団の組織も縮小せざるをえませんが
山間地における防災体制はどうなってしまうのでしょう?