この街には、昔ながらの伝統を持つ風習が数々あります
今年も、市神様・庚申(こうしん)様の祭りが開催されました
どちらも、この地域の守り神でして
水窪の町に入る入口の場所に祀られています

市の神・・・ここは昔、宿場町として栄え商いの大変盛んなところで
塩の道街道として、多くの旅人が行き交いました
市(いち)の繁栄と旅人の安全を祈願した祭りです
繁栄を極めた当時の面影は、今も地域のところどころに残ります

庚申信仰・・・その昔、村では亡くなった遊魂・悪霊が浮遊するところは、
人々の多く集る巷の道辻であるとか、三叉路であると考えられていました。
そこで庚申様をこうした辻々に祭り、その加護によって悪霊を静める事に
家内安全・無病息災・作物豊穣の願がこめられていたのです
また恒例の行事として神事終了後には餅投げを行なわれ
そして秋葉神社、市神様の御札とお供物を各家庭に配布するのです