先日の農業研修のおり、そのセミナーで講師を務めた
(株)サラダボウル社長の田中進氏、若手の新進気鋭の農業家37歳
元銀行・外資保険などの金融機関を経て、2004年に農業分野に進出
6反歩からはじめて、今や10町歩で30品目の野菜を栽培し
社員も30名に急成長、人材育成のためのNPO法人「農業の学校」を創設し
毎年200名の若者が研修に来るそう、、、

そのビジネススタイルは、従来の農業を根本からくつがえし
全く新たな生産管理や、販売方式、人材育成法を見出しています
ちなみに、彼の言う『10のキー・ファクター』とは
① マーケットイン ②見える化 ③適正規模経営 ④高付加価値化
⑤ 生産工程管理・品質管理 ⑦事業ポートフォリオ ⑧情報管理システム
⑨ コストマネイジング ⑩プライスメイキング・・・・
言われてみれば、一般企業であればしごく当然の取り組み
しかし、農業界にとっては新鮮な驚きであり革新なのです
長年の経験と勘が頼りの農業で、企業として一番欠落していた部分なのかも?
就農まもない若者でも、自分のなすべき仕事が把握でき達成感が実感できる
作業環境を整え、現場で働く者のモチベーションを保ち、企業利益を追求する
まずは、自らの凝り固まった常識を疑うことが大事?
従来の非常識や小さな気づきの中に、あすのビジネスチャンスがあるようです