ここ数日の雨から、すっかり水窪も寒くなりました
先日から、信州との県境の山々は雪化粧しています
この日は、県の農業会議の担当者が「農の雇用事業」の視察にみえました
時期的なこともあり、ちょうど、餅づくりの加工作業をしており
そちらを見ていただきました

(皆で、つきたての雑穀餅、こきびともろこしを試食!)
当社にとって、まだまだ加工分野の仕事は始めたばかり
品数も売上も微々たるものですが
農閑期になるこの冬の時期、収入源としての仕事を作らないといけません
農業という仕事は、年間を通じて農繁期と農閑期が極端です
それはある意味、仕事柄やむを得ないことなのですが
雇用という立場で考えるに、年間の安定した仕事の確保・収入の安定は必要となり
今後の農業の6次産業化、企業経営化が進めるひとつの理由でもあります
今、若い人達を受け入れられる雇用の環境整備は大きな課題・・・
例えば、農業に取り組むスタイルはそれぞれでいいと思います
個人として農業を楽しみ生計がたてばいいし、趣味としての兼業でもかまわない
しかし、農業を事業としてとらえ、次世代に引き継ぐのならまた別の話し・・・
農業の現場は、現代社会の雇用の場としては、不足ばかりが目立つのです
一般企業並みの賃金や休日、社会保険の適用や福利厚生の制度
また退職金や定年後の年金保証に至るまで、普通の会社のすることが出来ない現状
家族を持ち、子育てを安心してできる状況にあるのか?
不安を持つのも当然なのだろう・・・と思います
最近、気になること・・・
国も社会もたずさわる私達も、農業をあまりに弱者化するのは、そろそろどうかと?
どんな業界でも企業家の経営責任は同じであり、甘えは許されないはず
スズキ会長の、「一円のコストを削る努力を本当にしていますか?」
「次への仕事のビジョンは明確にもっていますか?」
・・・耳に痛い言葉です