先日お邪魔した、磐田の肥料会社さんには
土壌分析を行なう環境循環システム研究室が設けられています
地方の一中堅企業が、このような設備を独自で持つのは全国でも珍しく
ここでは、素材の安全性の検証、試作・成分分析・実証実験
微生物を利用した機能性農業資材の開発、いわゆるバイオテクノロジー
・・・などの仕事をしているようです

さっそく、茶農家から渡された成分分析をもとに
茶園に有効な肥料設計を作ってもらうことにしました
いち概に肥料を施すといっても
茶農家によっては、有機栽培から慣行栽培まで多種多様です
どれが良いとか悪いとかではなく、栽培法は農家の数だけあるということ
その上で、少しでも上質なお茶の原葉を作り出す
そのための肥料ということです

各農家にあった肥料設計とは、医者のカルテみたいなものでしょうか
現在は、安全や環境に配慮された有機質系の肥料が中心です
思うに、人間の食事の献立と同じで
身体(土)によい食事(肥料)を取ることが大事ということですね