★栃の実★

キャンプ場のマロニエの木の下には

もう、栃(とち)の実が落ちていました

毎年、この時期になると栗のような実をつけます

秋の訪れを教えてくれる、北遠の味覚のひとつでもあります

まだまだ、残暑が続く水窪ですが、季節は確実に秋を告げているんですね

そういえば、朝夕に木陰を吹く風には、秋の気配が・・・

★栃の実★

マロニエとは、西洋栃(とち)の木のことを言い

栃は、水窪町の木としても、その歴史があります

ここのある「マロニエ」は別名「西洋栃の木」といい

パリの並木などで有名なのですが

日本栃と同じ仲間の樹木で、とっても区別つきにくいものです

区別できるのは、実の形(少しとげがある)ぐらいかな、と思います


また、この栃の実は水窪名物、「栃もち」の原料となるものですね

現在では、渋抜きしたものをもち米と共についた栃餅(とちもち)として

水窪名物の土産物にもなっていますが

その昔、米がほとんど取れない山村では、ヒエやドングリと共に主食として

また、常食しない地域でも、飢饉の際の食料として重宝されていたそうです

そのため、森林伐採の時にも栃は切り残す慣習を持つ地域もありました


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この記事へのコメント
栃の実、初めて見ました。
私の友人が水窪に住んでおり、お土産に「栃もち」をいただき、素朴な味で美味しかったのを思い出しました。
地元の和菓子屋さんが作っているようでしたが、京都八ツ橋みたいに、チョコや黒ゴマなどの味や、干し柿や干しいちじく、干しビワ入りがあったら面白いなぁと思いました。
Posted by 茶の国 at 2010年09月03日 13:52
茶の国 さん おはようございます

知らない人が実を見ると、たいてい栗ですか?といわれます
昔は水窪の田舎家では、どの家でも非常食としておいてありました
ただ食べるまでには、灰汁抜きのため、長い時間水にさらしたり
きれいにむく作業が大変だったりと・・・けっこう手間ものですね

いま、水窪町内には2軒の栃もちやさんがあります
いろんな種類の栃もちもありますので、またお試しください
Posted by 水窪水窪 at 2010年09月04日 08:38
栃の実は何時間水に漬けてその後人肌のお湯でどの位の時間おいて皮を剥くのか工程を教えて頂けませんか。
Posted by 田島組 at 2011年01月19日 19:53
田島組 さん こんにちわ

コメントありがとうございます
更に詳しい情報については、今一度確認したいと思いますので
すみませんが、しばらくお時間下さい
Posted by 水窪 at 2011年01月20日 16:39
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