この日は、名古屋にて農水省の進める「農の雇用事業」の研修会に出席
主に東海三県から、150名ほどの経営体の皆さんが来ていました

この事業は、農業法人などが新たに雇用する新規就業者に
農業生産技術やノウハウなど就農に必要な技術を取得させるため
その研修費として、国が一部経費を助成するというものです・・・
この日は、受け入れる農業法人・指導者の勉強会
丸一日、缶詰状態で、しっかりとレクチャーを受けてきましたよ(笑)

TVやマスコミを見ても、今年度の新卒者の就職状況は極めて厳しいようですね
若者が働きたくても、働く場がない・・・
いつから日本は、こんな国になってしまったのか?
高度成長期やバブルを経験した者にとっては、考えられないこの時代です
農業の分野において、就農の人口は増加傾向にはあります
ただ、それは代々の農家を継いだりした場合の話で
新規に農業の現場に入ってくる若者は多くありません
また、就農しても継続が難しいケースも多く見受けられます
慣れない仕事と農業への理想とのギャップで、断念するといった場合もありますが
受け入れ側(農業法人や大規模農家)の体制の不備や企業としての未成熟さも問題です
一般企業なみの所得の保障や各種社会保険、福利厚生の整備など、まだまだ課題が多く
私自身、農業経営者としても、反省・努力しなくてはならないことだと考えています
安心して、次代を担う若者達が農業という仕事を選択できる体制づくり
これまで、農を生業(なりわい)としてきた農業者達に課せられた責務でしょうね