雑誌のコラムに気になる記事が・・・
今、JAをはじめ多くのファーマーズマーケットが盛んになり
店舗、売上とも年とともに数字を伸ばしています
国(農水省)でもマルシェ(市場)の開催を助成しているくらいです
生産者が直接提供する、安心・安価・新鮮さがうりになっており
これまで廃棄にしていた、二等品や規格外品もさばけロスも減る
また、自らが直接に販売に関われることで販売価格設定もできて
ユーザーの生の声を聞くことが出来るメリットなどがあります
うちの農業法人も当然お世話になっています。。。

こう聞くと、良いこと尽くし・・・と思われるのですが
その裏で思わぬ問題が起こり始めています
あまりに低価格路線のファーマーズマーケットが急速に拡大し
一般のスーパーや量販店をも脅かす存在になりつつあります
そのため店舗間では、農産物価格の値下げ競争が激化してきており
店のバイヤー達は当然市場で、仕入れ単価を抑えてきます
このことが逆に、今の農産物価格の下落につながっているというのです
肝心の市場価格が維持できないのでは困ったものです
皮肉な話ですね、、、生産者のための農業所得向上を目指したものが
結果として、自らの首を絞めることとなってきている
経済における流通システムのバランスは、かくも難しいものなのですね