見すごしていた、NHKの“プロフェッショナル仕事の流儀”
ちょうど、昨日深夜にやっていたので、その再放送を見ました
金子さんは、有機農業ではその道の第一人者で有名な方で
これまでも、いろんな文献や記事は読んでいたのですが
実際にはおめにかかったことはなく、興味深く拝見しました

一概に有機農業と言っても、その国内基準や規定はまだ曖昧なところも多く
純粋に土作りから、40年もかけて取り組んでいる農業者は少ないのです
農業は常に自然との付き合いの中にあり、未経験の病気や害虫との闘い
おまけに自然災害や予期せぬアクシデントに突然出くわすこともしばしば
確かに日々、自然との、いや自分自身との我慢くらべですね
しかし、毎日を我慢することって簡単そうで、けっこうしんどい、、、
そして農業家は試行錯誤の末、新たな栽培法や対処法を考え出していくのですが
同じ農業(比べること事態が失礼ですが)を営む者にとって
金子さんのすごいところは、純粋にものづくりが好きだということです
そして何よりも農業に対して真摯な気持ちで向き合い、自然と協調できるところ
特に土作りは、農業家としての人間性そのものであり、アイデンティティなのです
土の匂いを嗅ぎ、風の声を聞き、作物のメッセージを受け取ることができる
もし、一流の条件があるとすれば(多分この言い方は嫌うのでしょうが、、、)
それが、できる人なのかと思います
100年先をめざす農業家、やはり本当の百(ひゃく)姓なのでしょうね