景気の後退や雇用の不安が言われ続けてきた今年、、、
うちの農業法人も決算期を迎えます
今日は、顧問の税理士から監査と説明がありました
当然厳しい数字が並んでいます(冷汗)

最近、都会では少しは不況が緩和されてきたような話も聞きますが
この水窪、北遠にいたっては万年不況が当たり前になっています
過疎化と経済の疲弊に、人口の流出や商店の閉店があとを絶ちません
長引く林業の低迷に加え、茶業中心の山間地農業もここ数年急落
大手部品製造の工場のほとんどは閉鎖となり
唯一の頼りだった公共事業も激減、多くの地域住民が雇用の場を失いました
市町村合併により地元職員はわずかに、国や県の出先機関間も無くなりました
さらには、市の商工関連予算は削減され、各団体活動もままならない状態
都会とは、その理由を違え、山の街の経済衰退は深刻です
一部で農業ブーム、森林の保全、自然環境保護など無責任な言葉が先行しますが
現実の山の暮らしは、もう限界が本音、、、
山を守る人達は、もういなくなるのです
政治も大きな政策転換の舵取りをしない限り
この国の山間地域は近い将来、とんでもない危機を迎えることになるでしょう
人とは愚かなもの、失ってその大切さにはじめて気づくのですが
都会の有り余る豊かさと引き換えに、犠牲にしてきたものは甚大でした
全く同感であります。
あとになって、あわてることになるでしょうね。
海も山があってこそです。
そして、都会とその豊さも、田舎があって
こそですね。
人が去り、活気は失せ、はるかいにしえの時代から受け継いできた
文化、風習、自然、そして人情…
水窪の街の人口が3000人を割ろうかというところまできているのを知り
ただ、愕然とするばかりです…
商店街で、シャッターが下ろしてある店の多さに現実をみました
「都会であること」がそんなに幸せか?
利便性を追求するのが本当にいい事なのか?
この話を聞く度に、そんな思いにかられます…
ヒロさん こんばんわ
ヒロさんの言われるように、世の中は全てバランスを取り合いなりたっている
経済効率だとか一面的に物事を捉える危うさに社会気づいて欲しい
一見、無駄と思える山の生活(田舎)にも、何かしらの価値がある、、、
そんな風に思うのですが、それは田舎人のエゴでしょうか?
さくまびと さん こんばんわ
確実に老いてゆく、この街を見続けながら
何とかならないのかという気持ちと、一方であきらめの想いが交差しています
人と同じで、街にも寿命があるのでしょうか、、、
ここ数年、こちらの施設や茶工場の再生のような仕事を請けながら
本当に今の自分の仕事に価値があるのか
どうせダメなら、ただの延命措置を施しているだけじゃないの?
そんな苦悩が時々、頭をもたげます
恥ずかしながら、「街(都会)に出ちゃった方が楽じゃないの・・・」なんて
考えるときもあります
でも、この先山を守る人がいなくなっても、この国は大丈夫なのでしょうか?
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