この日は、仕事で龍山製茶組合員のお宅を訪ねました
龍山の大嶺というところです
国道152号から、急カーブの道がつづく山道を延々と登っていきます
龍山の町は、街道沿いにある住居はごくわずかで

各集落の大半が、山の急傾斜地に建てられています
ですから、茶園も石垣で積まれた段々畑にあるのです
機械化の出来ない場所ですので、当然人力での作業が基本
まして、高齢化した農家の皆さんの作業のご苦労は
想像できるかと思いますが、本当に大変です
しかし、ここでは今もなお地元の住民が
先祖伝来の土地を守り続けています
今、山間(やまあい)の農地を守り続けている人達は
お金だけがその理由で、ものづくりをしているのではありません
それが、ずっとここに生活してきた先祖への責任であり
また、今いる自分達の存在価値だから。。。
農作業が大変と、、、やめるわけにはいかないのです
、、、この地から見下ろす秋葉湖の光景は、実に圧巻でした
はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。
土地を守る。大切な事だと思います。
自分たちの という事だけでなく、地域の、そしてもっと広い範囲での話しに繋がる事ですよね。
それだけではありませんが、現代の日本人が忘れてしまっていて、もう一度考えなおさなければいけない事に通ずる一つの例だと感じます。
たくさんの方が、このような記事を見てくれたらいいですね。
ラッパ吹きさん こんばんわ
コメントありがとうございます
「お金で買えないものがある」と言うと、きれいごとだという人もいます
しかし、農業や林業は決して数年単位で出来上がるものではありません
延々とその土地で受け継がれた人々の手により、成り立ってきたものです
そう考えると、儲からないからやめるとかという問題では無いのだと思います
長い年月の間には、何度も苦境の時代もあったことでしょう
しかし、その土地の先祖は大切な何かを必死で守り続けてきました
そして、私達の今の生活があるのだと。。。私は思います
自然を相手に仕事としている私達(農林業者)には、損得抜きで続けなくてはならないことがあるのです
もちろん異論もあるのでしょうが、それがこの仕事を選んだ自らのミッションなのかと思っています
管理人さん
昨日はありがとうございました。
鮮烈な山の景色がまだ心に残っています。
さて、お話した九州のムラ
http://www.kyushunomura.net/
グリーンツーのご参考になるかと思います。
遠州の山の暮らしは、傍観している私からすると羨ましいほど美しいです。美しさのなかには、闇も光もあるものという意味で、美しいと思っています。私も、私にできることをやっていきたいと思っています。
utaさん おはようございます
山には山の暮らしが、都会には都会の暮らしがそれぞれあるのだと思います
そこに住む人の想いによって、地域に対する価値観は変わる、、、
この土地を愛する人たちにとっては、最高に居心地の良い場所なんでしょう
この大自然の暮らしの中で、自分のできる仕事などわずかなものです
一人でただ、もがいているだけなのかもしれません
ただ、そうですね・・・
今はとりあえず、できることをひとつづつやっていこうと
走り続けていたら、きっと何か見えてくるんじゃないかと勝手におもっています
大嶺の集落から見る秋葉湖、一度だけ行ってみたことがあります。
浜松からの帰り、少し時間があったので、車で登りました、秋葉湖もよかったですが、茶畑の石積がすばらしくきれいで、手入れの行き届いた畑に感心したのを覚えてます。
けいこさん こんばんわ
この集落から、眼下に秋葉湖を望む風景は絶景です
そして龍山では有名な段々茶園の数々、見事なものですね
もちろん管理しているのは、大半が高齢者の方たちばかりですが
本当に丁寧な仕事をされているのには、いつも感心します
お茶の時期などは、忙しく組合員さんの家を回るので気づかないのですが
たまに、ゆっくりと訪ねると、改めてこの村の魅力を再発見です!
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