静岡新聞に地元、鈴木診療院の副院長が取り組む
水窪での地域医療の実態と現状が、取り上げられていました
ここの副院長・勝之氏は、代々の地元病院を受け継ぐ4代目
多くの現場の課題と難問をかかえながら、地域の医療活動に携っています
へき地医療に奔走する日々、、、

浜松中心部の病院までの搬送中に死亡するケースを見るにつけ
道路問題に苦言、「都市では、助かる命もこの過疎地では守れない」
常々、早期の152号改良を医師の立場から提言しています
また、市や国の立ち遅れる北遠の地域医療に
「救急医療の体制を整えなくてはならない、○○さんからも言ってください」と
以前、診察してもらった際も、そんな話になりました
私がかかりつけでお世話になっている医師だからではなく
少なくとも、地域医療に根ざしている彼の存在は大きく
山間地に暮らす高齢者たちにとっては、心の拠り所となっています

小泉改革の時、「田舎に住み続けるのは、その地域の人間のエゴであり、
田舎は経済効率からして悪い、都市に出て住めばいい、、、」と
・・・そう言った、愚かな大臣がいました
国民が人間らしく生きるための自由と権利は憲法が保障し
何人(なんびと)にも、生活の居所を決める自由の担保はされなくてはならない
田舎の不都合・不自由は承知の上で、そこに住み続けたいと願う人たちがいる
愛する土地を選び住む人たちの権利は、当然守られるべきであると思います
ここに、限界集落の医療に取り組む一人の医師がいます
市や国はへきち医療の課題に、もっと積極的に真摯な態度で取り組むべきであり
そしてそれこそが、憲法の謳う基本理念にそったものなのではないでしょうか
昨年12月19日に西部地区医療協議会に出席してきました。
西部地域の救急医療の実態、産科医療の問題など、浜松市の医師会長さんや、西部医療センター長の小林先生のおはなしなどうかがって、浜松の市街地の医療状況はよくわかったのですが佐久間の三枝先生は委任状のみでしたので北遠の状況の話は出ず、残念でした、私では詳しく分かりませんので意見を出すところまではいきませんでした。ただ以前浜松市からのアンケート(交通事情についての意見)には佐久間病院への患者バスの水窪の患者バスとのドッキングが城西あたりで時間調整して乗り継ぎできるようにしてほしいとは書いておきましたがなかなか取り入れられないですね。
なかなか住民の底辺の意見は反映されにくい状況ですね。
こんにちわ!管理人さん!今年もよろしくお願いします。
以前、医療の取材をした際に、佐久間病院の三枝先生のお話も伺いました。本当にお忙しい中、若手(といってよいでしょう)の医師たちが数人で外来、入院、夜勤、往診と、ローテーションでまわしているから、何とか成り立っていることがよくわかりました。
また、西渡には、変った老先生がいらして、千葉大の研修所があったころに佐久間を知り、以来、30~40年間週に3日は往診のために、東京からやってこられます。東京では塵肺の問題で著名な先生ですが、佐久間にきたことで、塵肺の問題に取り組まれたそうです。
60代の先生が、往診のためにすごい山奥に軽自動車をがんがん飛ばしているのが印象的でした。
住民の方々の声は、きっと先生達に届いているのだと思いますが、
医師といえど身体はひとつしかなく、きっとみなさんの声に応えられない歯がゆさもあるのではないかな、と思いました。
この水窪の先生にもぜひお目にかかってみたいです。
けいこさん こんばんわ
康友市長のサイトでは、 山間地の救急医療について曰く、、、
『夜間や悪天候時でも、24時間救急救命体制が確立できるよう、ドクターヘリ(聖隷三方原病院)との組み合わせで 、佐久間病院を基点とする ドクター・カー(救急車よりも早く必要な措置が行える)を配備するとともに、医師の増員を図ります 』とあります
昨年、若先生がかねてより要望していた、救急救命士4人が佐久間出張所に配属され、北遠山間地の新しい救急救命体制がスタートしました
やっと一歩前進?かなと思いますが、遠距離搬送が予測されることから、北遠地域の救急高度化にはまだまだ課題が多いのではないでしょうか
また、旧市町村間での医療バスなども問題も、表に出ないハードルがあったりして、、、もう少し地域住民本位の政策転換をはかってほしいですね!
uta さん こんばんわ
こちらこそ!今年もよろしくお付き合いのほどお願いします
そうだね、前に過疎地域の医療問題〈佐久間病院)の特集をしたよね、、、
以前、とある席で三枝先生や佐久間病院の看護士と同席した時にこんな話が出ました
「この地域は、救急体制が不充分であると同時に高度医療機関から遠隔の地にある。しかも医師も不足しているため、病気や怪我などに際しては必ずしも充分な治療を受けることができない
また、農山村地域の医師の不足はわが国の長年の課題なのだが、過疎地の医師はさまざまな病気に対応しなければならず、医師 一人ひとりにかかる責任が大きくなり負担となり、過疎地域への赴任を望む人はいない・・・」と
地元医師の頑張りには頭が下がります。ただ、それだけではやはり限界があると思います
国や自治体の抜本的な過疎地医療への取組みがすすまないといけません
>この水窪の先生・・・まだ30代だけどけっこう、地域医療には熱い想いがありますよ!
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