遅ればせながら、山の新茶を発送中です
早場所に比べると、一ヶ月近くの違いがありますが
高い香気と力強い味わいを持つ山のお茶はまた格別です
ただ、山間地域を取り巻く茶業環境は年々厳しさを増しています
先日の静岡新聞にも、山間地茶農家の相次ぐ廃業記事が掲載されていましたが
従来より、新茶の価格は収穫時期により大きな違いがあり
八十八夜に間に合うお茶(注)に比べ、山間のお茶のできる頃の茶価は安くなります
(※九州や県内でも南部の早場所地域で生産されるお茶)
ここ数年は、その傾向が顕著というか極端であり
品質がいくら良くても、高い価格では取引がされず
以前のような山間における高品質、少量生産茶のメリットはなくなりました
機械化・合理化の進まない茶園の構造に加えて、高齢化にも拍車もかかり
耕作放棄される茶園は増すばかり・・・
山間の新茶の便りをいつまで届けることができるのか?
少々心配も、そんな昨今です