水窪では小正月を「もちい」といいまして、正月と同様に祀りごとをおこないますが
新木(ニュウギ)をと言うものを祀ります(入木とも呼ぶ人もいますが)
これは、うるしや樫の木を小さく割いたものに十二月と記して
神棚や玄関や門口、茶工場などにもに立てかけて置きます
閏年(うるうどし)の新木は十三月と書きます

(昨年の静岡新聞より)
またに、ツタに木の枝を削って作る「削り花」を飾り付ける小正月飾りがあります
削り花は小刀で枝の表面を薄く削り取り、花びらに見立てるのが特徴で
五穀豊穣を願う儀式に使われるとされ、長野県南部の民家でもこの風習が見られるそうです
県境に近い西浦地区などでは、今もこの珍しい風習が残っています