山里の特産物のひとつとして生産がされてきた干しいたけ
長らく低迷するお茶に続いて、しいたけまでも・・・
今年に入り、その生産価格が暴落し、生産農家は窮地に立たされています
これまではなんとか、採算ラインとされる4000円/kgを保ってきましたが
現在は、約半値の2000円/kg台が続いたまま、、、
この状態が続けば、農家の経営維持はかなり難しくなります

この大きな原因は、原発事故による風評被害が全国にまで広がり
学校給食の需要が全くなくなったことにあるようです
実は、干しいたけの全国生産量の1/6の消費が、この学校関係なのですが
影響は東日本から、今では西日本各地の生産地に及ぶようになり
すでに、しいたけ栽培農家から離農者も出始めました
一度離れた消費者が元に戻るまでには、気の遠くなるような時間が必要です
有効な手立ての無いままに農家はじっと我慢するのみ・・・
山間地ではサルやイノシシなどの被害や農家の高齢化により、業界はすでに縮小しており
しいたけ産地は、存亡の危機をむかえています