水窪ではこの時期になると、あちこちの店で、しめ縄が売られます
毎年、地元のお年寄りが手づくりでなったものです

その昔、田舎では、しめ縄は自前の稲ワラで各家庭でなうものでして
我が家でも、生前は父が年の暮れになると、恒例の仕事にしていました
さすがに最近では、そんな技術を受け継ぐことも少くなり購入する家がほとんどです
ただ、かいだれ(しめ縄などに付けて垂らす紙)は、今でも自分でつくりますが、、、
ところで水窪では、「かいだれ」と呼ぶのですが、通常は神事の時に紙垂「しで」と言われます
「紙を垂らす」から、かみたれ???が変じてかいだれ???と思いましたが
かいだれは「掻い垂れ」と書き・・・「かきたれ」の音変化で
その昔から、神事や農耕儀礼に用いる紙の幣(しで)のことであり
後には注連(しめ)や御幣(ごへい)のこともさした・・・そうです
恥ずかしながら、世間にはこの歳まで知らないことが実に多いものです