新茶を終えたこの時期、所々で茶色に刈られた茶畑を見かけます
全ての茶葉を落とし、樹の幹だけにするまで深く刈り込んだ茶畝です
これは深刈り更新と言って、勢いの良い強い新芽を出すための作業です

通常は新芽の刈り取り後に、均す程度にきれいにそろえるのですが
長年この作業をしていると、樹勢が弱まり芽伸びが悪くなりますので
数年に一度は、こうした強剪枝という仕方をします
当然二番茶は取れなくなるのですが、来年の新芽は力強くなります
ただここ数年、北遠地域では、このような理由だけではなく
茶価の低迷や高齢化で、二茶を取止める農家も多くなり
一番茶後は、茶色に刈り込まれた茶畑が目立つようになりました