この春まで『緑のふるさと協力隊』として、水窪で過ごした「みわくん」から
暮れに落花生の贈り物が届きました
こちらでは地元での地域活動を含め、様々な田舎暮らし体験をしながら
お茶作りから肥料入れや畑の耕作などの仕事を経験し、一年間を過ごしました
そして現在は、千葉に住み農業にたずさわっています

彼が初めて我が家を訪れ、いずれ農業の道に進みたいと相談を受けた時は
(失礼ながら)正直言って、あまり多くの期待はしていませんでした
これまでも同様な話はありましたが、いずれも長続きせず
農業の現実に直面し挫折するケースがほとんどでした
もちろん、これもやむを得ないことで、その人達を責めることはできませんし
それだけ今の山間地の農業では、生計を立てていくことが厳しい状況であるからです
一年間、彼と一緒に農作業に汗を流しながら多くのことを語り合いました
そんな中で、今も想いを形として続けていることに、少し安堵しています
同封されていた手紙には、農業の大変さを実感する一方で
”農の持つ魅力“に、あらためて触れているともありました
「ここは、農や自然を通して癒され学び、語り合い、ホッと息つける場所
課題はまだまだいっぱいありますが”農“の重要さを感じています」と。。。
物言わぬ草木にも作物にも、それぞれ生きるものに意味があり
生きとしいけるものすべてに感謝をしなくてはなりません
自然界の森羅万象、すべての生きるもののおかげで
私たちが生きていることをあらためて教えられるのですから
、、、彼がはじめて育てた落花生ですので、正月に美味しくいただきたいと思います