水窪には6月14日・15日の2日間しか花火ができないという決まりがあり
町中の家々で花火をします
この2日間は神様に厄除けを祈願する「ぎおん(祇園)」の日と呼び
この日だけは花火をやっていいという伝統があるんです
他地域では見ることのない変わった伝統行事でして
以前、テレビの「ナニコレ珍百景」でも紹介されました

言い伝えによると、水窪町はかつて昭和の頃、麦の栽培が盛んで
麦を乾燥させるため、農家の庭先にハゼが立てられました
そして、花火による火事の防止・防火のため、花火が出来る日を2日間だけに限定し
その期間は消防団が警備を強化してきたそうです
ちなみに、これ以外の日に花火をしても特に問題はありませんが
水窪住民は、この2日間以外に花火をする人はまずいません