肥料の配達に連日、龍山・佐久間・水窪の北遠農家さんを訪ねているが
そのほとんどが、街中より更に30分ほど奥(山)に入った場所にあり
杉木立の中を分け入り、車一台がやっと通れる急峻な山道を駆け上がる
山高いところでは、標高700メートルに、、、

(まだ、雪の残る茶畑と道路脇の段々畑)
急傾斜地か段々畑に、猫の額ほどの小さな茶園が点在する
あらためて『よくこんな場所に茶園を作ったな』と感じる
そして、出会う農家さんの大半が高齢者
、、、ここに若者の姿を見ることはまずない

この山間地農業を目の当たりにして様々な想いが頭をよぎる
静岡の茶業、いや日本農業はこの小さな農家さん達にお支えられてきた
それは間違いのない事実・・・
しかし、時代は厳しい現実を山間地農業に突きつける
過疎、高齢化、後継者不足、茶価格の低迷、荒廃農地、限界集落化、廃村
山間地で農家が、生活の糧として農業を持続出来る小さな農業協同の形づくり
時代に逆行するかのようなこんな試み・・・
ただ、時々ふと思うことがある
自分のやろうとしていることは、まるでドンキホーテのようなものかもしれないと