取引する肥料会社の販促イベントで、担当専務とひとしきり歓談したとき
こんな話を・・・
ここ数年、肥料や生産資材は輸入原材料の値上がりで高騰しています
中国をはじめ経済発展の著しい諸国が、農産物生産量を増やしており
その大幅な需要増のため、伴う肥料に使う原料も値が上がっているのです
話題のレアアースに限らず、中国ではすでに肥料の原材料の輸出制限をしており
今後もその傾向は続くようす

農産物価格の低迷に加えて、生産資材の高騰は農家の経営を圧迫するもの
こちらの会社では、そんな農家の要望に応えた特販サービスを毎年行なうとともに
国内原材料の確保や廃棄物の有効活用(肥料の材料として)を進めています
ですから、ここでは販売する肥料の多くの有機質資材として
国内で消費される、穀物・豆類などの廃棄かす・醸造かすや
魚や家畜の死骸などの動植物残渣(ざんさ)が使われています
(※ 残渣とは、食品廃棄物で原料として使用した動植物に係わる不要物のこと)
そのことは、自然環境を守るうえでの生物循環であり輪廻の考えかた
・・・私達が共感できる部分です
と同時に、農業の外国依存の体質からの脱却の一部分でもあり
生産や流通コストを軽減できる要因にもなります
農は脳業・・・厳しい時代ですが、今こそ皆が知恵を絞る時かもしれません