鹿児島で新茶市場が始まりました
初取引の内容は、昨年より良かったようで、まずまずでしょうか
ここ数年は、厳しい幕開けだっただけに
茶農家も関係者もひとまずは、ホッとしているようですが・・・
ただ、まだ始まったばかりですので、これからが本番となります

お茶というのは、他の野菜や花卉などと違い、年に一度の生産・取引で
農家にとっては、その収益の大半が新茶(一番茶)でまかなわれます
もちろん、二番茶・三番茶・秋冬茶番などがありますが
その取引相場(値段)も、この4月~5月の限られた時期に決まってしまいます
良くも悪くも一年の商いの全てが託される数週間・・・
農家も問屋もピリピリと神経を使うのは当然ですね
うちのような零細でも、シーズンピークには
一日の荒茶出荷額が100万円単位になります
昔ほどではないにしろ、それこそ昼も夜もない24時間体制・・・
先代からよく言われたのが
「この時期は、一日で一ヶ月分を稼ぐんだぞ!」、その反面
昨年のように遅霜などの天災を受ければ、一年の儲けは全くなくなります
四半世紀、この業界で仕事をしてきましたが
一般の人にとっては、随分変わった世界かもしれませんね。。。