昨日の北遠は、今年初の本格的な雪降りになり
茶畑も一面の雪、銀世界でおおわれました
手入れされた茶園の光景は、よくアートだといわれます
測ったかのように整然と刈り整えられたお茶の畝(うね)
模様を描くようにカーブする見事な曲線美
遠くから眺める茶園は、自然のキャンパスに描かれた一枚の色彩画のようで
切り取って額に入れたら、どんな有名画にも劣らない絵になりそうです

そして雪の積もった朝、どこまでも白い茶畑が続き
そこは、なにひとつ混ざる色のない純白の世界
とにかく美しい
周りは小鳥のさえずりも聞こえないほど、全く音のない静寂に包まれ
凍りつくほどの冷気が、更にこの光景に緊張感をもたせてくれる
しばらくして、朝日が純白の雪面を照らしだし
雪の結晶がキラキラと光りながら、風花(かざばな)となって舞いだす
時々、自然はとんでもなく美しい光景を私たちに見せてくれます