昨日の続きになるのですが、、、
ある若者に聞いたことがある、「どうして、農業を選んだの?」
「農業という仕事は、自由だから」、と返事が返ってきた
・・・都会の決まりきった規制の枠にはめられ、個人の自由を見出せず
経済効率第一主義の競争社会に疲れ果て、将来への希望を見失った若者達
彼らの一部が、自らの人間らしい生き方をいま求めている
経済的にはけっして豊かではないが、少なくとも精神の自由は担保される

農業という職場に入ってくる若者達に、いろんな言葉が投げかけられる
「不安定な農業なんかで食えるのか」、「変わった奴だ」などなど云々・・・
確かに先行きは厳しいが、それはどの業界も似たようなもの
今の時代、個人の生活を100%保障してくれる仕事などはどこにも無い
仕事の価値を何に求めるかは、ひとそれぞれでいい
素直に農業という仕事を、若者達が選んでくれる事は喜ばしい
最近は、体力・気力とも随分と衰えが目立つようになってきた
ただ、この業界で数十年を生きてきた中年百姓である私に出来ることいえば
せめて、、、もう少し、、、
農業を継ぐ若者が、人並みに飯(めし)を食べられるようにしてあげることなのか
百姓(ひゃくしょう)は、100年かけて成し遂げる仕事
ならば、、、
次世代に引き継ぐまでの責任を、今の私自身が自覚しなくてはならないのか
農業を目指す若者は多くはないが、少しずつ増えてきているようです。
それで生活をするのはなかなか厳しいものがありますが
想いを持ち続け、自然界や人間界をしっかり観察すればなんとかなるような気もします。(楽観的)逆に今巷に耕作放棄地があふれている時代だからこそ、それを使っての農業に参入できるのではないでしょうか。今だからこそできること、やっかいものの耕作放棄地を農業生産の現場に戻すこと。やることたくさんありますね、水窪さん。
若者が経済よりも精神的な豊かさを求め、農業を選ぶ・・・
農業という職業なのにどうして、人並みに食べていかれないのでしょうね
我々消費者も安い物にだけに目を向けずに
安心・安全な国内産の物を購入しなくては、いけませんね。
牛たろうさん おはようございます
そうですね、、、
少なくとも、世間が農業に関心を持つようになったこと
若者の一部が、この世界に足を踏み入れてみようかな?と思い始めたこと
これは、良いことだと思うようにしないとですね
耕作放棄地や農産物価格の下落、新規参入の規制緩和や融資、経営指導
それに、継続していくうえでの経済的な問題と、とりまく課題は多いのですが
新たに、農業をめざす若者達の意思が萎えないように
それを、ひとつずつクリアしていく手助けするのも
今、現場でこの仕事をする私達の責務かもしれませんね
田舎暮らしのともちゃんさん おはようございます
農業が国を守る柱、、、なんて言いながら
そこで生計を営む農業者が苦しんでいるのは、やはりおかしいですよね
まして、日本の将来を担っていく若者達がめざそうとする業界が
今のような不安定な状態では、先が思いやられます
この責任は、これまでの行政や政治主導、それを受け入れた社会
それぞれ皆にあったと思うのですが
もちろん、私達生産者側の問題も大きかったと思います
一部ではあまりにも、過保護な税制や補助、他人任せの流通組織などに頼り
自立ができなかった、、、それもあります
これからは、お互いが歩み寄って共存できる社会にしないとですね
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