★秋葉ダム湖の浚渫船(しゅんせつせん)★

   水窪から浜松市街までの道筋

   152号線の秋葉ダム湖沿いを走ると、変わった船をよく見ます
   

   日本のダム堆砂問題がおきて久しくなります

   ダムは水をせき止めるが、同時に上流からの流砂をもせき止める

   このため、堆砂問題はダムを建設する際の永遠の課題となっていました
 
   ダム湖では水流が緩いために、多量の泥や砂がたまります

★秋葉ダム湖の浚渫船(しゅんせつせん)★

   一例として、堆砂問題が特に深刻な天竜川水系では、

   もし佐久間ダムが、無対策で放置した場合

   約200年で貯水池が砂で満杯と成る試算が出ています

   堆砂が進行すれば、局地的な河床上昇等により

   河岸侵食や洪水をもたらす要因になってきます


   その除去方法として、浚渫船(しゅんせつせん)が活躍するのです

   浚渫(しゅんせつ)とは、川底などの土砂を取り除くことをいいます。

   その多くは特殊な船を使って行われ、、、

   このように浚渫をおこなう船を浚渫船といいます

   余談ですが、乗ってみると分かりますが、夏はいいのですが

   冬場は、気が遠くなるほど寒いです(当然、湖の上ですから)・・・
 


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この記事へのコメント
こんにちは。
浚渫に携わっている方は大変なんですね!
 
15年位前、黒部川の出平ダムの排砂の結末を耳にしているので、
こういう継続的な浚渫は、河川や海洋・漁業への影響が少なく
一番いいのかなーと思いました。
 
コンクリートのダムの寿命は100年が目安と聞いた事があります。
その時点の堆砂をどうするかが大きな課題なのかもしれませんね。
Posted by まるの字 at 2009年06月13日 10:56
まるの字 さん こんばんわ

堆砂問題は、戦後のダム開発から今日に至り、各地で起きてますね
周りでも秋葉、佐久間、豊根、富山といずこも難題を抱えてます

以前、お隣の富山でダムの堆砂処理の仕事にかかわったことがあります
たまった汚泥が蓄積、乾いて民家に舞い洗濯も出来なくなっていました

そのときは、水中ポンプや海上用ユンボで吸い上げる試験だったのですが
どれも効果的ではありませんでした

堆砂排出専用のトンネル(水路)を作る案もありますが、うまくいくでしょうか?
現状は、地道にたまった堆砂を取り上げるしかなさそうですね

これだけ、日本の技術が進歩しても自然相手の対策は手ごわいようです
Posted by 水窪水窪 at 2009年06月13日 17:26
水窪さん、ご無沙汰いたしております。

浜松方面から向かうと、車で秋葉ダムのトンネルを過ぎると、右側のダム湖にこの浚渫船を時々見かけますね。その「堆砂問題」は深刻ですね。

湖底に溜まって下流に排出されないから、一方の海岸地帯では、流砂現象が止まらない「海岸侵食問題」にもなっているのですね。

この堆砂の処理は、削られた海岸線へと運ばれるのでしょうか?
ずっと以前に佐久間ダム湖底の堆砂は、トラック運搬にて試験的にそうするとか書いてあったようですが。

【2009年06月10日 ★水窪中学での一日講師★】

こうした授業を、既に5年目もされていらしたのですか、素晴らしいことですね!

その道の第一人者として、地元で活躍(営業)している先輩たちが講義するわけで、それを聴く子供たちの意識も、関心事として相当強くあるでしょうね。

水窪さんの行為は、とても意義高くご立派ですね!

これからキャンプシーズンに突入で、またしばらく大変でしょうけど、頑張ってください!
Posted by hagihagi at 2009年06月13日 20:27
hagiさん こんばんわ

国交省は平成15年に「天竜川ダム再編事業」に着手、佐久間ダムの堆砂を掘削・浚渫して排除する堆砂除去を進めています

他のダムのように排砂バイパスなどの案もあるようですが、下流域への具体的影響がなんともはっきりしないようです

大部分は、建設資材・骨材として使われているようですが、、、
もう建設から50年以上も経っていますからね、処理してもきりがない状態ですね

コメントにあった旧富山村では、水位が下がると堆砂で船が使えないほどでした(湖面に当たって運転できませんでした)

随分、ひどい現状のようですね!


★水窪中学での一日講師★の件は、お恥ずかしい限りです

たまたま、他の工業や製造関係の経営者の方がほとんどで、農業に携わる適当な人間がいなかったようで話がきたまでです

生来のお百姓のつもりですので、そんな話しかできません

ただ、地味な農業という仕事を少しでも子供達が知ってくれたらいいとは思っていますが。。。
Posted by 水窪 at 2009年06月13日 21:28
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