★新茶の便り★

水窪

2014年05月28日 07:07

遅ればせながら、山の新茶を発送中です

早場所に比べると、一ヶ月近くの違いがありますが

高い香気と力強い味わいを持つ山のお茶はまた格別です



ただ、山間地域を取り巻く茶業環境は年々厳しさを増しています

先日の静岡新聞にも、山間地茶農家の相次ぐ廃業記事が掲載されていましたが

従来より、新茶の価格は収穫時期により大きな違いがあり

八十八夜に間に合うお茶(注)に比べ、山間のお茶のできる頃の茶価は安くなります

(※九州や県内でも南部の早場所地域で生産されるお茶)

ここ数年は、その傾向が顕著というか極端であり

品質がいくら良くても、高い価格では取引がされず

以前のような山間における高品質、少量生産茶のメリットはなくなりました

機械化・合理化の進まない茶園の構造に加えて、高齢化にも拍車もかかり

耕作放棄される茶園は増すばかり・・・

山間の新茶の便りをいつまで届けることができるのか?

少々心配も、そんな昨今です

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