★農家の後継者★
2012年農業白書が出されました
農業の後継者難は、わが国の大きな課題ですが
農家担い手の平均年齢は、66歳、稲作農家にいたっては、70歳です
後継者の無い原因は、いろいろとありますが、もちろん最大の理由は、所得の低さにあります
比較的若い後継ぎのいる、酪農や養豚経営農家の8割では
約1千万円以上の収入がありますが、稲作農家ではわずか1%しかありません
先日のTVでは、りんご農家の平均所得が200万円を切ったといいます
私達、お茶農家の所得も10年前の半分となり
お茶の農業生産収入だけでは、どうやっても生計がたたなくなりました
そんな現状に、若者の新規就農者の3割が5年以内で離農します
今、水窪町内に(※)認定農家は私一軒のみです
比較的、茶業の盛んな春野地区を除けば、北遠各町村も同様の状況
間違いなく5年後、10年後には、この地域に農家と呼べるものはなくなります
※認定農業者とは、農業経営基盤強化促進法に基づく農業経営改善計画の
市町村の認定を受けた農業経営者・農業生産法人のこと
認定を受けると、金融措置や税制措置などの支援を受けることができる
関連記事