★冬の農作業★

水窪

2012年01月31日 07:53

まだまだ厳しい寒さが続く毎日ですが

茶農家さんでは、もう春に向け肥料を茶園に入れる農作業が始まっています

この時期は主に有機質を施していくのですが

標高の高い場所によっては、まだ白く雪が残るところもあります

日中とはいえ、吹く風は肌に突き刺すようで痛いくらいですね



高齢化の進む北遠地域での茶作りは、ほとんどが高齢者の手に委ねられています

(これは、今の日本の中山間地で共通した形態であり問題なのですが)

しかし、これらの農作業は決して楽なものではありません

20キロの重さのある肥料を何袋も急傾斜の坂道にある茶園に運び

施肥したあとは、鍬を手に耕していきます

何ら昔と変わらぬ農作業の手順、、、山間地では機械化もままならず

高齢者農家の負担は次第に厳しいものになりつつあるのです


北遠の高齢化率は50%を越えました

農業従事者の平均年齢も70歳、いやそれ以上だと思います

過疎、高齢化、耕作放棄、担い手不足、環境の悪化は

いずれ風土の危機、ふるさとの荒廃から廃村へとつながっていきます

山間地農業の抜本的改革が急がれる時です


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