★震災農家に思う★

水窪

2011年03月30日 08:33

震災や福島原発での被害にあい、農業が出来ないでいる皆さんを思うと

同業の身として、心が痛みます

農家の仕事は、農作物を作って何ぼのもの

自然を相手の農業はいつも天災とは背中合わせ

だから、農家にとっては、そんな覚悟は常に持っているつもり・・・

そしてその多くの様々な出来事が、歴史の中で常に繰り返されてきた



でも、今回の原発の事故による被害って本当に天災なの?

どう考えたって、、、人災だよね

自分達がやっと精魂こめて作った野菜を、自ら踏みつけ処分し廃棄する、、、

「あそこの野菜は、危なくて食えないぞ!」とののしられる

辛くて、悔しくて、苦しくて、頭にきて、、、もうどうしていいのかわからない

そんな気持ち、きっと農家じゃなきゃわかんないだろうなって思う


キャベツ農家のある方が、自ら命を断たれた

こんな不幸なことがあっては絶対にならない

福島原発の近くで有機農業を営む農家の人達がいるという

ここの大地が、水が、空気が・・・かけがえの無い自然の恵を与えてくれるから

そんな想いや日々の積み重ねは、無残にも打ち砕かれようとしている

どこにも、誰にも言葉にして言えないけど

「ふざけるなよ!」ときっと心の底から叫びたいんだと思う

農家が失ったものは、あまりにも大きすぎる

ものづくりが出来ない農家に一体どんな道が残されるのか?

関連記事