★農は脳業★

水窪

2010年11月08日 08:18

取引する肥料会社の販促イベントで、担当専務とひとしきり歓談したとき

こんな話を・・・

ここ数年、肥料や生産資材は輸入原材料の値上がりで高騰しています

中国をはじめ経済発展の著しい諸国が、農産物生産量を増やしており

その大幅な需要増のため、伴う肥料に使う原料も値が上がっているのです

話題のレアアースに限らず、中国ではすでに肥料の原材料の輸出制限をしており

今後もその傾向は続くようす



農産物価格の低迷に加えて、生産資材の高騰は農家の経営を圧迫するもの

こちらの会社では、そんな農家の要望に応えた特販サービスを毎年行なうとともに

国内原材料の確保や廃棄物の有効活用(肥料の材料として)を進めています

ですから、ここでは販売する肥料の多くの有機質資材として

国内で消費される、穀物・豆類などの廃棄かす・醸造かすや

魚や家畜の死骸などの動植物残渣(ざんさ)が使われています

(※ 残渣とは、食品廃棄物で原料として使用した動植物に係わる不要物のこと)

そのことは、自然環境を守るうえでの生物循環であり輪廻の考えかた

・・・私達が共感できる部分です

と同時に、農業の外国依存の体質からの脱却の一部分でもあり

生産や流通コストを軽減できる要因にもなります

農は脳業・・・厳しい時代ですが、今こそ皆が知恵を絞る時かもしれません


関連記事