★製茶共同組合との会合★

水窪

2010年09月15日 07:20

夏の茶園管理に追われる茶農家ですが

この日の夜、地元○○製茶共同組合の皆さんと会合を持ちました

議題は、「来季の荒茶出荷と資材の共同仕入れについて」



市場での茶価の低迷は、農家のモチベーション低下と経費の負担増になって

トータル的に地域茶農家の減少に拍車をかけている状況

今後、少しでも有利販売の道を探し、コストカットもしていかなければなりません

従来どおりの生産、販売システムの限界がきているのです


合併により肥大化した巨大農協は、経営体の利益追求に走るあまり

本来の農協の存在意義を見失いつつあります

組合員の顔が見えた身近な農協であれば、小回りのきいた事業も

ことごとく不採算の一言で切り捨てられる今

勤める職員でさえ、そのあり方に疑問を持つ者も少なくありません

しかし、大きな組織の中では所詮は従うしかないのです

農家も職員も疑う化物組織は、それ自体が誰の忠告も聞かずに暴走しはじめました

(・・・と私は、感じています)


そんな時だからこそ、設立当時の志(こころざし)を持った農家のための「小さな農協」

それが、出来ないものかと考えています

農家自らが生産から販売、資材の調達までまかなっていく形態はできないのか

とんでもない相手に戦いを挑むようなものですが

小さな農家が生き残るには、同志を集めて戦うしかないのかもしれません


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